精密金属加工の発注先を探すとき、価格だけで決めていませんか。
実際の開発では、相談への早さと約束を守る力が重要です。
なぜなら、加工先の対応が製品開発の速度を左右するからです。
発注側が確認すべき四つのポイント
精密金属加工の発注先選びでは、四つの視点が欠かせません。
第一は、図面の意図を理解できるかです。
第二は、試作後の量産まで見据えているかです。
第三は、難しい課題から逃げずに向き合うかです。
そして第四は、長く相談できる会社かどうかです。
創業78年が示す、継続して選ばれる力
極東精機製作所は、東京都大田区で創業78年を迎えました。
長く続く理由は、設備だけではありません。
お客様の課題を理解し、約束を守る姿勢を積み重ねてきました。
その結果、単発の加工だけでなく、継続案件も増えています。
つまり、私たちは一度きりの外注先を目指していません。
開発の節目ごとに相談される、信頼できる発注先を目指しています。
試作から量産まで、担当者が変わらない安心
発注側にとって、試作と量産の分断は大きな負担です。
試作会社と量産会社が分かれると、情報の伝達に時間がかかります。
さらに、加工条件や設計意図が失われる危険もあります。
そこで私たちは、設計の初期段階から相談を受けます。
試作で得た知見を、量産工程へつなげます。
したがって、開発スピードと生産の安定性を高められます。
難しい相談ほど、最初に話してほしい
薄肉部品、偏心軸、難削材にも対応しています。
加工が難しい理由を、まず技術者が整理します。
そのうえで、治具や工具、工程の方向性を提案します。
例えば、薄肉パイプでは三爪チャックの力で歪みが出ます。
この課題には、内製の割スリーブを使います。
面で包んで保持するため、おにぎり型の歪みを抑えます。
このように、設備名だけでは伝わらない工夫があります。
設備投資も、信用を守るために行う
私たちは、マザックのQUICK TURN 200MYを2台導入しました。
Mはミーリング加工機能です。
YはY軸加工機能を意味します。
さらに、専用の協働ロボットEz LOADERも導入しました。
これにより、複合加工と安定した生産体制を強化します。
設備を増やす目的は、見栄ではありません。
納期、対応力、そして将来の供給責任を守るためです。
公的にも確認された、連携と成長の実績
2026年版小規模企業白書にも、私たちの事例が掲載されました。
掲載箇所は、p.174の事例2-1-16です。
安久工機との開発連携が、実名で紹介されています。
設計と加工の強みを補完し、試作から量産まで支援しました。
その結果、極東精機製作所の売上高は約4倍に拡大しました。
信用で競う発注先を目指す
私たちが競いたいのは、安さだけではありません。
相談への速さ、提案の深さ、約束を守る力で競います。
図面が未完成でも構いません。
スケッチ一枚でも、課題を整理して前へ進めます。
開発担当者が社内で説明しやすい材料も、丁寧に共有します。
だからこそ、次も相談したいと思っていただけるのです。









