【偏心シャフト対応】通常の旋盤では不可能な「複数軸ワーク」も1台で加工できる理由とは?

今回のブログは、極東精機製作所の技術が凝縮された偏心軸クランクシャフトです!
70年以上前に初代社長の鈴木福男が創業時に考案したアイデアが磨かれ続けて実現した一品になります。この【偏芯軸クランクシャフト】に焦点を当ててご紹介させていただきます。

■ 真円形状だけじゃない!特殊形状・偏心ワークの加工でお困りではありませんか?

製品設計や開発の中で、

  • 偏心シャフトのように芯が複数ある部品
  • 通常の旋盤では加工時に暴れてしまう形状
  • 一般的な工場では「できない」と断られる難加工ワーク

こうした課題を抱えているお客様も多いのではないでしょうか。

極東精機製作所では、そうした**“真円ではない特殊形状のワーク”の加工**においても、
専用治具と独自の技術力を活かして1台の旋盤で完結する加工体制を確立しています。


■ なぜ通常のNC旋盤では「複数軸の偏心ワーク」が加工できないのか?

通常のNC旋盤は、ワークが1つの中心軸(芯)をもとに回転しながら切削加工を行います。
そのため、中心が複数ある「偏心ワーク」は、回転中に軸がブレてしまい、暴れる
ことで、

  • 加工精度が安定しない
  • 工具に干渉しやすい
  • 最悪の場合、ワークが破損する

といった問題が発生します。

このような理由から、偏心シャフトや複雑な外形を持つ丸物ワークは、
「加工できません」と断られてしまうケースが多いのです。


■ 極東精機製作所の強み|“1台”で完結できる加工技術とは?

極東精機製作所では、一般的な加工法では対応困難な偏心形状ワークであっても、
以下のような強みで1台の旋盤加工にて対応を可能にしています。

● 1. 独自設計の「社内製治具」で安定固定を実現

ワークの軸や形状に合わせて、一品一様の治具を社内で製作
通常では固定が難しい偏心シャフトなども、ブレやズレなく安定した回転が可能になります。

● 2. 熟練加工者による微調整と最適条件の設定

30年以上のベテラン技術者が、ワークの材質・形状に応じて、
工具の選定・切削条件・チャッキングの方法まで細かく調整。
長年のノウハウがなければ実現できない高精度な加工を行っています。

● 3. 通常なら複数台必要な工程を「1台」で実現

偏心軸Aと軸Bをそれぞれ加工するためには、本来なら複数の旋盤を使い分ける必要があります。
当社では、1台の旋盤機で各軸の加工を切り替えながら行う工夫を取り入れており、

  • 工程の簡素化
  • 段取り時間の短縮
  • コストの最適化

といった大きなメリットをお客様にご提供しています。


■ まとめ|偏心シャフト・複雑な丸物加工でお困りなら、極東精機製作所へ

  • 通常のNC旋盤では加工が難しい「複数芯のワーク」
  • 偏心シャフトや段付き丸物などの複雑な形状
  • 加工中のブレやビビリが課題となる難加工品

こうした案件でお困りの場合は、ぜひ極東精機製作所へご相談ください。
社内治具の製作・工程提案・1個からの試作にも柔軟に対応いたします。

お気軽にお問合せお待ちしております!
📩【無料相談フォームはこちら】
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